哀悼、は6つある拠点要素の一つです。ここでは、ギルド内外での死者たちの、在りし日の姿を想い、弔い続けます。
施設の特性上、基本的には、プレイヤーの運営するギルド内で仕事をし、冒険に派遣されたり、拠点を防衛する過程で死んでいった者を弔うのが主な役割です。ただ、この施設に割り当てるキャラクタのスキルによっては、フロウタール内の、他の地域で死んでいった著名人や、無名なNPCキャラクタの名前と経歴、能力などを記録して残し、ギルド内の同胞と同様に語り継ぐことも可能です。
実際のゲーム内での意味合いとしては、この「哀悼」施設が、そのままエンサイクロペディアの役割を果たします。逆に言うと、この施設を一定程度整備しない限り、死者の名前は記憶されることはありません(勿論、ゲーム内の世界観設定としては、死者の名前はすべて記録されていなければならないので、別の場所を使って葬儀自体は行われた、という体にしておきますが)。つまり、自前の葬儀場を設けてせめてプレイヤーのギルドに所属した人間の死を悼むための施設こそが、冒頭から述べている「哀悼」の拠点要素であると言えます。
ちなみに、ここの場所で弔われた後、(鮮明に)生前の振る舞いを覚えていられる人の数は、従事している職員のSPECIALの値によって変わります。フロウタールの世界では、人々の生前の姿は「原罪」のどの要素を際立った振る舞いとして示していたか、という記憶とともに記録されるので、その記録には、相応の能力値を持った筆記者が必要なのです。
もう一つ付け加えると、これら拠点要素によるプレイヤーギルド側の組織だった「哀悼」の行為は、直接的にイス帝国西部にある「死者の図書館」、からの歓心を呼ぶことになります。その結果、死者たちを弔うための特定のクエストラインがアンロックされることにも繋がるでしょう。
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