エモクリシーン作成の逆説的な攻略:MOD無し環境でのパート制作

コイカツ関連

以下の内容は、現状(発売時点)でのエモクリの仕様を踏まえ、ノベル系のゲームのような外観を実装するための「逆説的な」言及になります。行為シーン作成の仕方も含めた一般的なマニュアルからすると、かなりオルタナティブな方法論になっておりますので、その点を考慮できる方のみ先へお進み下さい。

まず、前提として、私個人がエモクリを一週間程度触った感覚としては、これはコイカツのCharastudioの発展形と言うより、「制限版」であるような気がする、ということを始めに述べておきます。(その辺りの制約については以下の別記事を参照下さい)

エモクリシーン作成とCHARASTUDIOの相違(MOD無し環境での簡易WIKI)
キャラスタジオの要素がそっくりそのまま使えるのかと思ったら、かなり違いましたね、コレ。この項では特にアドベンチャーパートの作成における、その相違について記載します。

上の記事の中でも述べておりますが、その中でも致命的な仕様としては、アニメーション設定がアドベンチャーパート内でできない、ということですね。そればかりか、歩行のアニメーションや、他の数々のかわいらしいダンスやストレッチまで、データとして丸々削除されていますから。

勿論、今後その辺りの仕様がアップデートなどで改定される可能性もあるわけで、その後のことについては言及できませんが、現時点で私が下した結論、方向性としては、敢えて、アドベンチャーパートのみの中で物語を展開させ、Hパートの作成は行わない、という形になります。

1 行為シーンでのカメラ設定の不可能性

いや、アニメーション自体をHパートでしか行えないんだったら、積極的に活用していけばいいだろう、と言われるかも知れないのですが、これも別記事で述べたとおり、カメラ設定とキャプション設定を、Hパート内で行えないというのは、現時点では致命的な欠点だと思います。

カメラを自由に回し、お気に入りのキャラを着せ替えて遊ぶだけであれば、それはコイカツのフリーモードでいいわけで、こちらのエモクリが表現すべきなのは、公式の謳う通り、「エロゲー一本丸々作れちゃう」ことだったはずです。だとすれば、行為が展開されている間ですらも、きちんと製作者側の意図を伴ったものとして、カメラワークと台詞が付帯されなければならない。

それが現状では不可能なのです。いや、今後その仕様が改定されていたら、余りに古い記事だとしてお笑い下さい。ただ、結構本気で18禁ノベルを作ろうとしてプロットも用意していた身としては、発売時の仕様にかなり肩透かしを食らったのも事実ですね。というか、逆に、Charastudio、の段階でできていたことに、シナリオと台詞を付けられるだけでよかったんですけどね。

2 現状での構成の二択

というわけで、結論から言いますと、現状では、このゲームのユーザーである製作者側に、二つの選択肢が与えられていることになると思います。

一つは、完全に3Dキャラメイク美少女ゲームとして割り切り、そのプリセットとして、シチュエーションと場所とキャラ自体と衣装のテンプレを短いシーンとして作り、あとはそれをダウンロードするプレイヤーに自由にカメラを回転させながら楽しんでもらう形です。というか、これこそがイリュージョンの意図したことであり、多くのプレイヤーが求めるものでもあるのでしょう。

他方の二つ目は、「エロゲー一本丸々作れちゃう」という公式の謳い文句を愚直にも信じ、現時点のアドベンチャーシーン作成でできる範囲、即ち、「アニメーション設定とルート設定と衣装切り替えを失ったCHARASTUDIO」の中で、可能なこと、できることの範囲でノベルを構成していく。

二番目の選択肢を取る人間が、かなり少数派であることは重々承知しております。且つ、Charastudioに慣れ親しんだ身からすると、茨の道であることも自明でしょう。ただ、全く不可能というわけではない。制限されているからこそ、かえって工夫のし甲斐も生まれるのではないか、とも考える所です。

3 逆説的な自由度

というわけで、今後もそういった方向性を模索していく中でのプチ情報などは、気付いた所があれば記事にしていきたいとも考えているのですが、一方で、上記のことを踏まえ、アドベンチャーパート中心にストーリーを展開させていく方法論の利点は、すべての構成を同一のシーン作成プロセスに統合できる、ということですね。

これによって何が起こるのかと言うと、昔ながらの、エロシーンですら一枚絵と音声なしの仕様で展開される、ストーリー重視の作品であれば、それこそゲーム内の一つのシーン作成内で、1プレイ2時間、3時間、分岐ありの作品を完結させられるのではないか、ということです。

いや、流石に上記のことは、プレイヤー側と製作者側双方のメモリ、及びCPU、GPUの容量の問題として不可能かとも思われますが、アドベンチャーパート内のカットの上限がエンドカットも合わせて50、そして、アドベンチャーパート自体の複製は際限なくできますからね、かなりの長編も場合によっては可能なのでしょう。

また、仮にキャラクタに付随する音声を「無し」にする形を選び取った場合、ストーリー拡大の最終的なボトルネックになりうる性格設定の有限さ、も回避することができる。いや、これ自体は非常に悲しい工夫であることも承知しておりますし、当然、音声を吹き込んで下さっている声優様方の性格の数が増えていくことをまず一番に望みますが、現状でのHパートの仕様も踏まえると、それらを敢えて使用しないことで、登場するキャラ自体を無限に増やしていく、という方法論もありでしょう。

さらに付け加えると、シーン作成の基本設定における「変えられない要素」としてのキャラクタの人数登録ですね、ここも、あえてHパートを使わないことで自由に使えるようになる要素です。

どういうことかと言うと、仮にHパートも含めてシーン作成する場合、当然のことながら、男性キャラもその人数制限の中に含めなければならない。ただ、これをアドベンチャーパートのみで構成しようとする場合、ある種、男性キャラをカメラ外、視界の外においた構図で代替えすることもできる。こうすることで、キャラ枠の方を、登場させたい女性キャラクタで埋め尽くすことも可能になる。

まあ何にしても、今、上に述べたことが、全て悲しい工夫であることは言うまでもありません。普通に、アドベンチャーパート作成内で、アニメーション設定、カメラも含めたルート設定、を可能にして頂いた上で、それで行為シーンまでシームレスに作らせてもらえれば、それが理想なのでしょう。ただ、現状の環境で作るにはそれに適応していく他ない、ということで。また機会があれば追記致します。では。

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