ぼっちで遊ぶFallout76の感想と評価:ボイスチャット設定は自動です。

fallout76

いや、アイキャッチ画像を見て頂ければ、まずは俺のぼっち感が分かろうというものです(笑)。というか、それでも全然楽しめる。しかしながら、それでもやっぱりこれはオンのゲーム、ということで、下には一度もチームを組むことなくレベル30に到達した筆者による、Fallout76の解説と雑感を書き連ねていきます。

1 初めに

ちなみに、記事タイトルに触れておきますと、これ、音声設定でヴォイス機能も切替可能になってますね。やっぱりシングルプレイの延長としてプレイしたいのか、結構無効にしてる人も多いし、一方で、そこはDark Souls的なジェスチャも可能なので、全然なくても問題ないかと思われます。

そして、海外の方とサーバーは共用なので、唐突に英語で話しかけられることもある。その際にまず俺が言うことは、「My English is not good, OK?」です(笑)。この辺が非常に悲しい。たまたま出会った奴と、急に思い立って冒険に出掛けたりしたいのに。チャット欄の廃止、は自分的には逆にいいと思うのですが、中々コミュニケーションをとるのが難しい所もありますね。

ESOでも同様の感傷に襲われたのですが、今回は英語の読み書きの授業ではなく、音声聞き取りと発話の練習です(笑)。まあ日本人のフレンド限定で会話する、ってやり方もありとは思いますが、やっぱりそこはオープンに行きたい、とも思うし、でも喋れない、ってのがもどかしいところではあります。

2 PERKカードについて

さて、ここからはまだプレイしたことのない方や既にプレイ済みの方も問わず、自分なりのFallout76に対する印象を書いていきます。上は開始地点のVaultの画像。シリーズのテンプレですね。

で、早速システム周りのSPECIAL、についてなんですが、今回はこれ、カード集めみたいになってますね。

ランス10でも同様のカード感覚はあったので、この辺は近年の流行りみたいなものなんでしょうか。基本的な仕組みは面白い、と思いつつ、概要を掴むまでは、結構難しい所もあります。

ざっと説明すると、プレイヤーはレベルごとにSPECIALのどれか一つを上げて、その度にPERKを一つ獲得するんですが、結局、PERKはSPECIALの値と同じ数しか装備できないんです。

そこで困るのが、上記画像のように、レベル5ごとに行われる、カードパックを開けたときですね。いや、こんなにカードもらっても、結局、装備できないじゃないか、と。

で、結論から言うとこの仕様、フレンドとチームを組んだときの「シェア」機能と密接に関わっているんですね。シェアするにはカリスマの値がカードランクの三倍必要になるんですが、それによって、手持ちのカードの効果をチーム内で共有できる。そうすれば、たとえば一人で冒険するときは常時ロックピックを付けているけれども、チームの場合はそのPERKカードの役割を誰かに委ね、空いた分のポイントを自分は別のPERK装備する、というようなやり方も可能なわけです。

いや、状況に合わせていちいち最適なカード付け直す、と言うやり方もあるにはあると思うんですが、だとしたら、装備しているカードセットの登録機能とかほしいですよね。2つ、3つ、設定可能で、ショートカットキーでそれを呼び出せれば、このカード余る感じをもう少し楽しめそうな気もする。

3 クラフト機能などのバランス

次に、クラフトやキャンプ周りの話に進んでいきたいと思うのですが、まあやはり植物でんぷんを集める旅になるのか、と感じつつ、ぼっちでプレイした印象を述べると、結構カツカツになります。

Fallout4でHorizon、でしたか、あのMOD入れたときの感じとまるでいっしょ、といえば分かりやすいかとも思います。

もう、ストーリーそっちのけで常時リソース管理に働き続ける、感じね。いや、この辺ぼっちでやった感覚なんで、常時フレンドとプレイしている方とかは、また全然違ってくると思います。

逆に言えば、ハードコア仕様を求める方にとっては、この、チームでクリアすべきイベントを、あえて一人で完遂する感じこそが、かなりぴったり来る部分はあると思う。仲間と一緒なら難易度ノーマルバランス、ぼっちなら、いわゆるハードコアとかナイトメアくらいのバランスになっているでしょう。

で、今回睡眠で一気に時間を飛ばす、っていうのはないですから。オンだから当たり前ですね。ただ、「十分な睡眠」による経験値のバフは付くんで、特にぼっちにはありがたい仕様になっております。

後は、ワークショップの仕組みもかなり変わってますね。要は、これ、サーバーにログインしたとき、一回限りのものです。ですんで、ここを思う存分に構築しても、結局、次回プレイ時にはリセットされてしまう。ただ、手に入る資源が美味しい場所もあるので、常にフレンドとプレイされてる方は、拠点解放クエストをさっ、とこなして、一回限りの構築で、手早く資源を手に入れる、という効率的なプレイをしている方もいるのかも知れません。

ついでに言っておきますと、これ、既に獲得済みの方がログアウトしていた場合、そのワークショップ内に築いていった部分は、そのまま残されていってるっぽいですね。だから、何かすごい整備された所有者のいないワークショップを見つけた方は、ちょっとだけラッキーだということなんでしょう。

ただ、いずれにしても、ここで一所懸命に拠点を構築しても、次プレイ前に配置し直した家具類などをしまい忘れると、そのまま失われてしまう、ということにもなりかねませんので、(今後この仕様が変わるかは分かりません)まあ今回のワークショップは有る種一過性のもので、むしろ、CAMP、という新システムによるハウジングの方が、恒久的に構築すべきものとしては、プレイヤーの中で優先されるべき要素となってくるでしょう。

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4 PVPについて

レベル5になったときに出てくる上記画像を見て、これ、初めは何か自分の態度を選ばなくちゃならないのかと思ったんですが、何のことはない、ゲーム内で勝手に決定される幾つかの属性が有るだけですね。

つーか、デフォルトでは上記画像の「ストレンジャー」に設定されているんですが、まあこの仕様は興を削ぎますね、はっきり言って。

他プレイヤーに狙われていることによる、一撃死の緊迫感、みたいなものがまるで無い。レベル制限、みたいなのもない中でしょうがない仕様かとも思いますが、一度犯罪者になってみると、途端にアパラチア全体に緊張感が走る。

いや、俺はたまたま拠点防衛イベントのときに他人の設備に誤射してしまっただけだったんですが、それだけで有無を言わさず指名手配、になってしまった。で、こうなると、いきなり俺を見かけた他プレイヤーが、ヌカランチャーで粉砕しようとすることも可能なわけです(笑)。

この感覚から常に逃げ回りながら、クエストをこなそうとしている方も結構見受けられますね。ただ、一つ不可解な仕様なのは、これ、指名手配されてる側からはMAP上で他プレイヤーが見えないんですよね。

何かレイダープレイしようとする奴とみなされて、速攻サーバー内の全員からミュートされたのかと始めは思ったんですが、多分違いました。だから、何が云いたいかって言うと、これ、指名手配の状況を利用した、レイダー的なプレイを許容するようには現状なっていないってことですよね。指名手配されている側に不利すぎる。

自分は急に狙撃される可能性はあるけれども、相手を攻撃しようにも、PVPのルール上、相手側が自分を認知してダメージを与え返すまで、通常のダメージは入らない。何正々堂々とやりあってんスカ、これFalloutでしょ?もうちょっと普通に闇霊やらせてくださいよ。というのが正直なところではないでしょうか。記事執筆時点からの改善(改悪)が強く望まれます。

5 世界観とシステムの関連について

↑ 今回ボブルヘッドの効果は一時間限定。ありがたみがない。

で、最後に、現状のFallou76の世界観について述べますと、一言で、「ロボットしかいない世界」です。

スコーチもスーパーミュータントもいるじゃないか、という話なんですが、要は個人のオリジナルな視点を持ったNPC、がいないんですよね。

この辺は、正直、今後のアップデート次第、と言ったところでしょう。BOSとか、レイダーの集団、なども全く現れないところを見ると、後々、シリーズに連なる要素としてそれらの原型みたいなものが追加されそうな気もする。

いや、上記は筆者の勝手な予想ですが、そういうのが追加されて初めてVanilla、と言えるほど、現状のアパラチアには何もなさすぎますね。PvPはほとんど意味をなさず、グループダンジョンのようなものもない。そして、それらがなくても成立するようなシングルプレイとしてのRPG感覚などは望むべくもない。

一番最後の要素はどんなにアップデートされても、まあ解決されない問題のような気もしますが、やっぱりロールプレイとして、派閥間の争いも含めた、PvPを中心としたものになって行かなくては駄目なんじゃないか。勿論、FPSとして成立するとは思えないですが……。

現状は本当に「何もない世界」です。スクラップ集めとCAMPの構築だけでは流石に無理があるし、ワークショップが一過性のものであれば尚更のことです。とは言え、何だかんだはまっていることも確かなので、自分としてはもう少し様子見、しながらまずは本編を攻略したいと思います。

……あとは俺がぼっちを脱しなければ、ということですね(笑)。

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