平成グラビアアイドルランキングを作る:DVDやストリーミング、ダウンロード動画を参照に

グラビアアイドル批評

ふと、思い立って、自分にとってのグラビアランキング、を作ってみようと考えました。

で、その際に、ただ順番に並べていくだけでは面白くないので、試しにアイドル様ごとの特性を分類しつつ、且つランキングを生成するための衣装とも関連付けて、ジャンルを系統付けて論じてみようと思い、それで作成したのが下図、となります。


↑青い円の部分が見えにくくて申し訳ない

言うまでもなく、100%ブログ筆者の主観です。

なお、購入、視聴などの具体的な方策に関しては以下の記事もご参照下さい。

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ちょうど去年の初夏あたりから、フルハイビジョン(DVD画質以上)、での見放題設定が可能になりました。以下ではその詳細を解説します。
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1 成熟さ加減と体型

系統づけるために配分した諸要素は、アイドル様・諸個人の素の性格などとは勿論全く関係ありませんし、例に上げたアイドル様たちの名前も、全て恣意的なものであり、何か具体的な基準を設けて選んだわけでもありません。

その点、かなり偏った分析になっているかとも思いますが、広い気持ちでお読み頂ければ幸いです。

というわけで、上に掲げた図の具体的な見方についてもう少し詳しく言及しますと、まず、未熟、成熟、完熟、というアイドル様の「見た目上の」年齢や幼さ、大人っぽさを大まかに分類した3つの要素が、色相環上の内周の三角形を形作ります。

で、その未熟成熟完熟、という3つの要素は、一方で、痩せ型標準ぽっちゃり、という3つの体系の分類と必然的に対応します。

ただ、そうしますと、おいおいぽっちゃり型の幼い印象のアイドルもいるだろ、という反論がありうると思うのですが、上図を見てお分かりのように、それぞれの要素は、ぐるぐると円を描くように相補的な関係を形作っています。

つまり、ぽっちゃりと痩せ型の中間としての、完熟した状態から一周回って未熟さを伴った(幼い顔立ちなのになぜか全て知っている、みたいな)アイドル様もありうるのですし、他方で、痩せ型から標準型へ、徐々に成熟していくアイドル様もいらっしゃることでしょう。

ただ、ある種の、本当にざっくりとした指標として、未熟さと痩せ型、標準と成熟、ぽっちゃりと完熟を、年齢的な成長の過程とともに分類することは、ひとまず有効性がある、と筆者は考えます。

2 イメージ類型と肌質

他方で、もう一つ、外周の三角形を形作るのは、清楚さと、放埒さ癒し、という3つの要素です。

この点の判断は、まさにアイドル様の一人ひとりから鑑賞者それぞれが受ける印象の領域ですので、より筆者の主観の部分が大きい、とも言えますが、ひとつだけ申し開きすると、私の図式上では、清楚さは未熟と成熟の中間にあり、放埒さは成熟と完熟の中間にあり、癒しは完熟と未熟の中間に位置づけられています。

具体的に配置されたアイドル様の名前を見て頂ければ、なんとなくはイメージ頂けると思うのですが、大人になりきる前、徐々に社会の仕組みとその中での自分自身のもつ女性としての魅力に気づきながらも、それを押し隠そうとしたり、恥じらってみたりするのが清楚さというものでしょう。

また、そうした「大人の世界」を成熟した自分自身の体とともに理解し、さらにその自分自身の持つセクシャリティを、ある意味で最大限発揮するために、男性の側から見られた女性の魅力を解き放っていこうとするプロセスこそが、ここで私が放埒さ、として言及しようとしているものです。

そして、ある意味でそうした放埒さの解放から一度立ち止まって、すべてを知り尽くしながらも、もっと年若い頃に自分自身が持っていたはずの慎ましさや純朴さ、気の抜けた態度などを敢えて呼び覚まそうとする姿勢こそが、男性の側からしてみると、癒し、と呼ばれる類の印象なのではないでしょうか。

つまり、何がいいたいかと言うと、外周の三角形の各頂点として割り振られた清楚、放埒、癒し、という各要素は、内周の三角形の各頂点の間に立って、左回りの円周を、女性の側の年齢の経過、精神的な成熟とともに描くように置かれているということです。

そこには、当然のことながら、未熟、成熟、完熟という各要素に痩せ型、標準、ぽっちゃりという指標が割り振られたのと同じ仕方で、清楚、放埒、癒しという各要素に透明感黒光り色白さという、肌質の諸特徴を分類した指標が割り振られ直しております。

この点に関しても、図表上の具体的なアイドル様の名前を見て頂ければよりイメージを掴んで頂き易いと思われますが、清楚さを表す指標が透明感であり、成熟から完熟へと至る性の放埒を表す指標が黒光り、であり、癒しを表す指標が、色白さなのです。

この点に関しても、特に小麦色によく日焼けした女性による癒し、や清楚さもありうるわけで、折衷的な部分を考慮しなくてはならないと思いますが、逆に言えば、この図式上に配分されたそれぞれのアイドル様の位相というのは、常に、アイドル様自身がDVD作品などをリリースされるに従って、その配置されるべき場所を変えていくもの、とも思われます。(つまり、わたしが現時点で行った配分は、暫定的なものです)

3 作品リリースごとの変化と衣装

この点が、翻して云えば、アイドル様のイメージビデオを見る上での最大のポイントでしょう。初めは、未熟さの塊、幼さの置き換えだったような少女が、清楚さを経て、それこそ成熟した大人の女性になっていく過程を観察すること。

また、10代後半の少女のはずなのに、初めから何もかも知っているようなまなざしを持っている女性も存在しうるわけで、そうしたタイプの女性が、逆に幼さを強調するような衣装などを着こなすシーンなどを見ると、場合によっては視聴者は倒錯した気分に襲われることもあるかも知れません。

というわけで、わたしが内周の三角と外周の三角として定置した、6つの頂点を持つ諸要素のさらに外周には、それぞれの位相を演出するのに最適なはずの、イメージビデオ上の制服や衣装が配置されております。

……その点もざっくり説明すると、

未熟さを表すのにはやはりセーラーやブレザーが最適なのでしょうし

清楚さや透明感を表すのには、競泳水着が最適でしょうし

女性としての成熟を表すのには実習生風のブラウスが最適であり

放埒さ、美しく日焼けした肌を彩るのには、高級下着が最適でもあるでしょう

また、完熟した女性の体を引き締めて包むのにはチャイナドレスが最適なのですし

癒し系の衣装の代表格と云えば、メイドを置いて他にないでしょう

さらに付け加えて言うと、未熟さから清楚さに徐々に移り変わっていく過程にはレオタードがあり、清楚さから成熟に移り変わっていく過程には、女子大生、という要素がありえます。

エレガとOL(オフィスレディ)とGH(グラウンドホステス)を敢えて分けたのは、エレガやバスガイドには若干のバイト感があり、OLはやはり就職しないと付き得ない職業、そしてGHはさらに資格などを必要とする、つまり年齢層が比較的高めに要求される点を考慮したもの、ということです。

実習生、の中には広い意味での教師も含まれるのですが、何故成熟より手前の比較的若めの位置に配したかと言うと、案外、イメージビデオって教師の衣装の割合が少ないんですね。ブラウスとタイトスカートっていう、シンプルな見た目になりますから。

そう云った意味では、見た目との整合性の観点から、棒タイやスカーフを首に巻き、チョッキなども含めたセットアップ感の強いものは上記のエレガ、OL、GHの方に分類し、シンプルな薄手のブラウスとスカート、という組み合わせに関しては、実習生的なもの、大学生の普段着的なものとして、成熟の手前側に配置した、とそういうことです。

完熟と癒しの中間がナース、というのも、まあイメージしてもらいやすいと思われます。

癒しと未熟さの中間にスクール水着を置く、というのも分かって頂ける方には分かってもらえるでしょう。

ただ、一方で完熟から未熟に立ち返っていく過程、ここの要素を持ったグラビアアイドル様たちの特徴っていうのは、なかなか、一切イメージビデオを見たことのない方には理解してもらうのが難しい部分もあるかも知れません。

この辺りは、ブログ筆者による主観による所も大きいので、もし納得の行かない方がいたらその点はご容赦下さい。(あと繰り返しになりますが、青の部分の字が読みにくくてすみません)

4 受動のSと、能動のM

ここまでで、図式上に配置された諸要素の説明は大体語り尽くしたのですが、最後にもう一つ、アイドル様たちを図式上に配置するのに考慮した要素があります。

内周の三角のちょうど中央、白抜きの中に受動のS、と書いてあり、図式の右下の黒字の部分に能動のM、と書いてあるのがお分かり頂けると思うのですが、この2つの要素の意味は、3つの円の重なり合った図式の内側に行くに従い、受動的な要素が濃くなり、外側の遠心方向に離れていくに従い、能動的な要素が濃くなる、という意味です。

MとSという2つの割り振りに関しては、この点も申し開きから始めなければならないのですが、当然、実際のアイドル様個人の性格のようなものとは一切関係ありません。

あくまで、イメージビデオの視聴者の側が、市販されているDVDなどを鑑賞する上で、アイドル様のイメージから連想しうる個人の性格付けのようなものです。

で、その点についてもう少し補足すると、グラビアには、上記に分類した2つの要素、
受動的なもの、と能動的なもの、の2つがありうると思うのです。

具体的に言うと、アイドル様の側の動きが比較的少なく、カメラマンの方が多彩なカメラワークを通して何とか様々な表情を写し取ろうとするもの、これが(アイドル様側から見て)受動的なものであり、

他方で、アイドル様自体がグラビア撮影にとても積極的で、固定されたカメラに対して撮ろうとするポーズや動きが比較的多く、仮に固定カメラからの映像であったとしても成立してしまうような、(アイドル様の側から見て)能動的なもの、と言えるチャプターも数多く存在すると思います。

勿論、積極的に幾つもの姿勢を見せて下さるアイドルの方には限りない敬意を評しつつ、
一つ視聴者の側が注意しなければならないのは、この受動的な要素、と能動的な要素は、それぞれどちらの方がより優れている、と断定できないことです。

見る側の単純な好みとは別に、受動的な姿勢がアイドルの方の特性に合うこともあり得るのですし、また、アイドル様が作品をリリースされていくに連れ、徐々にその「能動性」を獲得していく様を観察するのも、一つのアイドルDVDの鑑賞方法としてはありうるでしょう。

その点を考慮して、受動=マイナス、能動=プラスではない、という点を明確にするために、ブログ筆者が付け足したのが、S感とM感という要素です。

この2つの要素は、既存のサディズムとマゾヒズムとは、似ているようで微妙に違います。そして、ここまで読んでいただいた方にはお分かりのように、受動の方にはS感が、能動の方にはM感が、一見すると対応関係を逆転させられて割り当てられています。

というか、この部分はイメージビデオの愛好家の方には、即座に分かってもらえる要素でしょう。受動はS感であり、能動はM感なのです。

もう少し補足すると、受動的な、動きの少ないアイドル様に対し、カメラマンの方の視線がにじり寄っていく場合、それを見返す、カメラ目線、アイドル様の側の視線、というものが存在します。これを仮にS感としましょう。

逆に、動きが多く能動的なアイドル様が、ご自身の完成された美貌に視線を引きつけようとするとき、必然的にカメラは体や皮膚を写し撮りやすいですから、そこにはアイドル様の側の視線、カメラ目線はないことの方が多いのです。つまり、相手(場合によっては視聴者)をアイドル様の側から見ることをせずに、自らの身体に視線を注がせること、これがM感と私が呼ぼうとするものの正体なのです。

ここまで説明すれば、もうお分かり頂けるでしょう。やはり受動=S であり、能動=M なのです。何度も繰り返しになりますが、この2つの要素は実際のアイドル様個人の特性とは何の関係もありません。あくまでグラビア鑑賞上のものです。

というわけで、最後に、この受動と能動を考慮し、且つ、未熟、成熟、完熟という諸要素と、清楚、放埒、癒しという諸要素への適性を当てはめて、それぞれのアイドル様を配置したのが、はじめから提示し続けている図式の画像であるというわけです。

勿論、これは多分に主観的なものであり、別の鑑賞者の方が分類しようとすれば、全く別の配置もありうる類のものです。ですが、わたしにとっての、現時点での相対的なアイドル様の位置を把握する上で、なかなかうまく配置出来たのではないかな、と個人的には思っています。

4 アイドルごとの特性

ここまでで大体語り尽くしたのですが、最後にもう一つだけ、配置されたアイドル様の位置と各種の衣装との関係について、補足させて頂いて、この記事を〆めようと思います。

相楽樹ちゃんなら競泳水着

富樫あずさちゃんならエレガ風

小松美咲さんならチャイナ服

久宥茜ちゃんならメイド、など、

それぞれの配置に応じて、勿論、各アイドル様に最適な衣装というものは存在すると思うのですが、問題は、当然のことながら、各DVDの中で多種多様な衣装をアイドル様たちは着ていらっしゃる、ということです。この点をどう判断すればいいのか。

ここでわたしは、この記事内で直前に述べた、受動的と能動的、という指標を使って、「特化型アイドル」と「折衷型アイドル」という2つの分類を設けようと思います。

分類の方法は単純で、図式上の円の外周に近い方、つまり能動的なアイドル様たちは、「特化型アイドル」となります。

また、図式上の円の中心に近い方、こちらのアイドル様たちは「折衷型アイドル」になります。

どういうことかと申しますと、特化型アイドル、というのは、撮影者の方の側の用意した衣装や演出に従順であろうとする余り、自分の特性に合った衣装の魅力を最大限引き出すことが出来ますが、そうではない、自分の要素にない衣装を着こなそうとする場合、若干「あざとく」なってしまうのです。(そこがまたいい、というのも全然ありえますが)

他方で、全く自分とは対極にある衣装も、「特化型アイドル」には高相性であると云えます。何か、自分にない要素を撮影者の意図で無理やり演出させられてる感じね。つまり、特化型アイドル、は自分の属する領域の衣装と、その対極の衣装を着こなせるけれども、それ以外の、自分の持っている特性とはかけ離れた衣装を着こなすのは、なかなか難しいということになる。

逆に、「折衷型アイドル」というのは、いまいち与えられた衣装や役割を積極的にこなそうとはしないばっかりに、特定の衣装で最大の効果を出すことは難しいけれども、
広く、浅く、何でも着こなせる、様々な表情を見せやすい、という特徴があります。

上記はすべて私見ですが、最後に全体を整理すると、大まかに言って、上に述べた4つの諸特徴、つまり、

1 未熟、成熟、完熟、清楚、放埒、癒し という分類

2 それぞれに似合いやすいと思われる衣装

3 受動のSと能動のM

4 特化型アイドルと折衷型アイドル

このそれぞれの分類が、アイドル様の位置取りごとに全て当てはめられているのが、一番はじめから提示し続けている図表、ということになります。

言うまでもなく、わたしがこの図表を作ったのは、私自身のグラビアアイドル様方のそれぞれの衣装ごとのランキングを作る助けとするためです。というわけですので、
今後、記事執筆時点(2020年3月13日)からどれくらいかかるか分かりませんが、ぼちぼち私なりのグラビアイドルランキングを作っていこうと思います。

まずは競泳水着から始めようと思っておりますが、もしこの記事に興味を持ってくれた方が居られれば、そちらもご覧になって頂ければ幸いです。

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