過去十数年に及ぶイメージビデオ視聴の経験から、最適な視聴環境と購入先について述べていきたいと思います。
1 入門・サンプルとしての月額動画サービス
この議論の前提として、月額のストリーミングサイトにおける解像度比較、については、
上記、別記事内で既に詳細に解説しておりますので、ここでは割愛します。
そこで述べていることをざっくり繰り返すと、要は、当然のことながら、サービス解約によって視聴期限の切れる月額動画はあくまで高品質かつ全編再生可能なサンプルである、と。
まずは、それらの数あるタイトル群の中から気に入ったタイトルやアイドルを見つけ、そこからさらに、DVDや動画の実際の購入に結び付けていきたいところなんですが、では一体、どのようなタイトルをDVDで購入し、どのようなタイトルを動画で購入すればいいのか、その棲み分けについて次には述べます。
2 一般的なHDフルハイビジョン配信と、DVD・Blu-ray画質の相違
上記の記事リンク内でも指摘したことを再度整理すると、解像度やビットレートに応じ、ストリーミングやダウンロード動画の画質には幾つかの区分があります。
たとえばDMMの佐々木絵里ちゃんの場合を例に取ると、
6000kbps というのは、解像度で云うと1080p(フルハイビジョン)であり、
4000kbps というのは、解像度で云うと720p(DVD画質)であり、
3000kbps というのは、解像度で云うと480p以下、ということになります。
(DMMの「購入」上は、HDのストリーミングが6000、無印のストリーミングが3000以下になっております)。
ただ、ここで注意しなければならないのは、市販されているDVDの中には、DVD自体に規定された解像度が720pであるにも関わらず、ビットレートは一見して、もっと深い(高い)ように見えるものも存在する、ということなんですよね。
この辺りの事情は、それこそDVDやBlu-rayに製作者が撮影動画を焼き付ける前の元のオリジナル動画の解像度や撮影環境に左右される話なので、基本的に、同一解像度の中でも、元の(撮影時の)動画自体の品質が高ければ高いほど、配信・販売されている商品としての動画の品質も高くなるように見えます。勿論、今述べたことを検証する方法はありませんが。
そこで、ではBlu-rayの画質とは一体どれほどのものなのかと云うと、これは解像度的には2kとか4kといったものではなく(UHDのBlu-rayはまた別)、フルハイビジョンで、ビットレートの極端に高いものを言います。
一般的には、DVDの5倍から6倍ほどの品質を誇っていると考えられますが、逆に言うと、たとえばラインコミュニケーションや竹書房から発売されているタイトルのうち、DMMなどでストリーミング配信としてHDのものを購入した場合、上記、オリジナル動画の品質にストリーミングの品質が引っ張られる法則に鑑みて、DVDとBlu-rayの双方が発売されているものに関しては、かなり画質がよく見えるんですよね(あくまで主観です)。
ですんで、自分自身の気に入ったタイトルを見つけ、あらためてそれを(各動画配信サービスの規定が許す限り)恒久的に視聴可能なものとして買い直そうとする場合、今述べた幾つかの視点を総合しながら、
1 動画配信サービスの付帯するDRMを嫌ってDVDで購入するか、
2 大人しく場合によっては普通のHD画質よりも高品質に見えることすらあるストリーミング・ダウンロード動画を購入するか、
3 もしくは、さらに高品質のBlu-rayそのものを購入するのか、
それぞれのタイトルや出演者に対する愛着に応じ、決定していく必要がある、というわけです。
3 ストリーミングできるもの、ストリーミングしかできないもの
他方で、事態をさらにややこしくしているのは、当たり前といえば当たり前の話なんですが、そもそも動画配信サービスなどでの取り扱い自体がなく、DVDでの販売のみのタイトルも、メーカーによっては存在する、ということですよね。
特に、いわゆるグラビアアイドルさんではなく、一般的な歌って踊るアイドルのイメージビデオ、Blu-rayなどにこの傾向は強いと思われるのですが(だからこそU-NEXTは貴重、と他記事では述べています)、もうそうなった場合、どうしても視聴したいケースにおいては、DVDやBlu-rayを普通に購入するしか方法はありません。これも至って当たり前の話です。
ただ、さらに付け加えると、今度は上記のことの逆で、ストリーミングでしか購入機会、視聴機会がない動画も存在する。
たとえば、DMMの配信する48グループのリバイバルオンデマンド、などは、これらを広義のアイドル動画、として捉える場合、他で視聴する機会はないでしょう(月額動画ではなく、単品購入する場合も全く同様です)。
また、Blu-rayやDVDでは実現できない、2kや4kのストリーミング動画によるイメージビデオも、アイマックスさんの関連するプレミアムアイドルドットコム、などには一部存在します。これらも、当然のことながら、当該の配信サイトに於いて一つずつ購入していくしか無いでしょう。
いや、そこまでしてアイドルの動画やイメージビデオに時間もお金もかけられないよ、という方がほとんどだと思われる所ではありますが、いずれにしてもそこは思い入れ次第、ということで。全てを網羅的に獲得できるはずはないけれども、やっぱりどうしてもコンプリートしておきたいタレントさんやアイドル様が他の作品っていうのは存在しますからね。自分にとっての適切な線引をして、必要なものに関しては逃さずに手に入れておきたい所です。
4 過去作品の中古販売とTSUTAYA TV、レンタル・通販
↑ 伝説的作品の一例。このプレミア価格が妥当かどうかは正直わかりません。
ここで、さらにもう一つ視点を付け加えると、グラビアアイドルのイメージビデオ探索にとって最大の難関は、既に廃盤同然になってしまっている、かつ動画としてのストリーミング配信も存在しないもの、の収集である、ということが言えると思います。
筆者同様に、十数年前からイメージビデオを視聴し続けている人間にとっては自明のことなのですが、そうした長いグラビアアイドル史の中で、「あ、あの名作、もう販売してないんだなあ」というタイトルが、結構な数、あるんですよね。
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多少、冗長ですが付け加えると、このタイミングで視野に入ってくるのが、【TSUTAYA TV / TSUTAYA DISCAS】、ということになります。何故か、理由は分からないのですが、これらのサービス内には、DMMやAmazon、GEOなどでは取り扱っていない過去のグラビアアイドルさんの作品群が、幾本か存在します(例を上げるとおぎのかなさんや池上紗理依ちゃんなどのタイトル)。
また、レンタルや動画視聴の対象にはなっていないけれども、TSUTAYAの通販にならある、というケースも存在するので、(あくまでサンプルとして過去の伝説的なグラビアアイドルさんの作品を確認するにせよ)、実際に通販で購入するにせよ、「TSUTAYA Online検索サービス」を一度チェックしてみる、という選択肢はある。まあだからと言って、「お取り寄せ」表記のものが必ずしも手に入るとも限らないとは思いますが。
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で、過去の超名作群が手に入らない、という事態は、全てのタイトルが永遠に一定数ずつ売れ続けていくわけでもないので、メーカーごとの処置として致し方のないところだとも思われます。が、極端な話、販売時期から数年経った後にイメージビデオのファンになった視聴者からすると、「げ、こんな美少女の作品を見逃していたのかよ」っていう状況も頻繁に起こりうる、ということになります。
そういう場合は、結論から言うと、通販ショップの駿河屋などの中古販売業者さんを利用するか、オークションなどで手に入れるしか、購入機会はありません。
私自身は、上記リンクでも示した駿河屋さんを頻繁に利用させて頂いているのですが、まあこちらも当然のことながら、常に在庫品があるわけではないんですよね。
また、中古ではなく新品買おうとする場合でも、上のTSUTAYAさんのサービスに関する部分で記述しましたように、特定の販売サイトではこっちのタイトルは見つかるけど、特定のサイトでは検索にすら一件も引っかからない、ということもありうる。新品の場合はどこで買うとしても、メーカーさん側に一回発注をかけた上での入荷待ち、になるんでしょうが、ここら辺の各サイトでの販売対応タイトルの相違なども、イメージビデオ購入の際の顧客側の判断を煩雑にさせる部分ではある。
結局、中古作品を何とか手に入れようとする方に視点を戻しても、商品によっては、今、上に述べた事情を裏打ちするようにプレミア価格がついているものまであり、中々に、通常の流通価格とは別の市場価値を垣間見れる所でもあると思います。
もしも、幾度かのグラビアアイドルイメージビデオ探訪の過程で、それらの「希少品」に出会ってしまったら、品切れ、の表記が在庫あり、の表記に変わることを祈りつつ、常日頃から中古品の流通状況をチェックするしかない、というわけなのです。
5 指針としてのランキング
と、ここまで来れば、いつの間にか一端のイメージビデオファンの仲間入り、を果たしているものと思われますが、以下は、同様のグラビアアイドルファンとしての筆者による、完全な蛇足となります。
上記の継続記事は、それこそ様々な時期にイメージビデオ視聴の世界に足を踏み入れた方々に対する、かなり独断的な、おすすめタイトルの羅列になります。
特徴としては、競泳水着、から始まって、メイド、スクール水着、エレガ、看護師など、敢えてタイトル内のチャプター単位で来ている衣装に焦点を当てて、ランキング化しようとしたものになっております(現時点では導入記事と競泳水着ランキング50位までのみがある)。
それぞれの衣装と、実際の伝説的なグラビアアイドル様方の相性なども考察しながら、平成を彩った作品群を網羅的に考察できるものになっていければいいと考えておりますので、よろしければそちらも参照してみて下さい。
……と言いつつ、ブログ内を見て頂ければお分かりのように、かなりとっ散らかった方向性の記事ばかりになっておりますので、まあそこら辺はあまり気張らず、ゆっくりと気が向いた時に更新していけたら、と言った感じで、気長にお付き合いください。
というわけで、またランキングが更新されたタイミングを見計らって再訪して頂ければ幸甚です。ではまた次回。
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