顎の造形の細部:コイカツキャラメイクマニュアル

コイカツ関連

顎の設定項目はキャラリビィルドのさらなる更新の際、顔全体と並んで最も多岐にわたる変更要素です。キャラの特徴を表した比率維持のための方法を踏まえつつ、新たな輪郭を色々とお試しになってみて下さい。

顎の下部上下

さて、顔全体の数値設定の再編に伴って、こちらも再編を迫られる顎の下部上下ですが、この値は、基本的にはマイナス方向に削っていく形になります。ですんで、「顔全体」の項目の拡大の量に応じて、必要な分だけマイナスすればよいでしょう。

顔上部側のバランスと、こちらの顎の側のバランスを相補的に見直すことで、前述したボブルヘッド人形的、なバランスからある程度逸脱することが可能なわけです。この「差額」をどの程度に調整するかということが、コイカツキャラクメイクにおける顔の印象のほとんど全てでもあります。

顎の下部奥行き

この項目は、以前のキャラリビィルドの段階からほとんど替えなくて良い要素です。ただ、私自身勘違いしていたので一つ補足すると、この数値は顎の鰓の張り具合、というより、顎の下側の肉の付き具合のようなものを補完しています。ですんで、シャープな顎で、かつしっかりと鰓の張ったような顔立ちを作るためには、ここの項目をいじったのではうまくいかない方が多いです。

ですので、ある種の顎のふっくらさ加減を表現するためのものと割り切り、0~50くらいの間で調整したほうがいいでしょう。

顎の上下

顎の下部上下と同様に、こちらもマイナス方向での調整が必要になってくる要素です。この必要性に関しては、むしろ、初めに「顔全体」の項目を調整してみてもらったほうが分かりやすいでしょう。前述したようにそちらの項目値を加えた分だけ、こちらも調整し直す必要があるというわけです。

ただ、この値をどの程度削るか、という点に関しては、注意するべき点は2つあって、一つは、長さ、とか、幅、というより、顎全体のラインを意識する、ということですね。この点は目元の項目などで述べたことと全く同様です。(つまり、0近くになったとしても、形状設定維持のために1か2は残したほうがいい)

もう一つは、上のこととそのまま関連する指摘なのですが、項目置換の比率を維持する、という既に別記事で書いた方法を踏襲するということですね。マイナス方向の調整でもそれは変わらない。特に既存キャラからのイメージの移し替えの場合には、この点を考慮してキャラクタの特徴を失わないように心がけるべきでしょう。

顎の幅

ここの値も、微妙ですがマイナス方向に調整することが有効な領域です。ただ、顎の下部の上下調整、顎の上下調整ほど極端に調整すべきではない。というよりも、ここの値をどの程度削るかというのは、別項目の「頬の幅」、との兼ね合いになってくる。

顎自体は細いんだけれども、頬の幅によってぷっくりした顔のバランスにすることも可能だし(この場合、顔の印象は幼くなる)、顎の幅をしっかり出して、かっしりした印象にすることも可能でしょう。ただいずれにしろ重要なのは、あまりに顎の印象が強くなりすぎないよう、上下バランスの方をしっかりと削る、ということですね。そこを踏まえた上で、顔の下部の横幅、の項目では調整しきれない微妙なラインを、輪郭線として表現できればいいと思います。

顎の前後

こちらの項目は、バニラの場合と同様に、そこまでこだわらなくて良い要素です。ただ、顔の下部前後のバランスの方で全体を突き出た印象にするよりも、顎の前後だけを微調整した方が、結果的に全体のバランスを損ねないで済みます。

そして、顎だけの突き出た印象を軽減するために、逆に顔下部のバランスの方をマイナス方向に調整するちょいテクも別項で解説したとおりです。なんにしても、0のままでも何の問題もないでしょう。

顎先の上下

顎の下部上下、顎の上下とともに、キャラの特徴となる三項目の比率を維持したままでのマイナス方向での調整が必要になる項目です。

ただ、この顎先の上下の場合、既に別記事で書いたとおり、数値そのものを設定すべき優先順位が顎の上下、顎下部の上下よりも低いので、初めから0付近にしている方も多いかもしれません。その場合には、直下に書いたように、顎先の幅の項目で微妙なラインを補完するべきでしょう。

顎先の前後

他方で、こちらの項目に関しても、以前の別記事で書いたとおりです。少ししゃくれた印象を作るためにいじろうとしてしまいがちですが、ほとんど何の役にも立ちません。

顎全体を尖った印象にしたいのであれば、この項目よりも顎の前後の方を調整した方が賢明だし、もしそれ以上にシャープさを求めるのであれば、この顎先自体の上下そのものを微調整して、長さの側から補完するほうがよろしいかと思われます。

顎先の幅

この値も、基本0でいいのですが(頬の幅の側でも調整できる)、顎先の張った感じと、その顎先自体の丸みを作りたい場合には、有効な手段になるかもしれません。

ただ、あまり顎の長さや幅をリアルなバランスに近づけようとすると、極端に顎の長い印象になりかねませんので、顔全体のもっさり感、窮屈な感じを取り除きたいのであれば、むしろあまりいじらず、場合によっては2~3加えた調整を考えてもよろしいかと思います。

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