頬の設定は、全体として上限近くに設定すべき要素ですね。ただ、一方で、新たに「細面」を作る方法を施策しましたので、その点を中心に追記いたします。
頬骨の幅
ここを100近くに設定することで、一般的な美人の条件である頬骨の高い顔立ちを作れるのは前述したとおりです。
ただ、顔全体をほっそりとした印象に近づけたい場合ですね。これは、デフォルトの顔の横幅の下限、0のままでは不可能なようにも思えるのですが、こちらの頬骨の幅設定の方で再現することも可能です。
具体的には、この頬骨の幅の設定項目を、各キャラの細面具合によって、50近くまで引き下げるのです。勿論、それに伴って、この項で詳述する以下の頬の各項目は、さらには顎の幅設定までの見直しは必須です。
要は、頬と顎の幅全体を縮小することで、擬似的な細面を作り上げる、ということです。この辺りの詳細は、類型的な顔型を作るための別記事でもさらに掘り下げてみたいと思います。
頬骨の前後
この、頬骨の前後の値も、頬骨の幅と同様に上限設定が有効な項目値です。一方で、頬骨の幅よりも若干下の部分、実際の頬骨の出っ張りのようなものを規定しています。
具体的に、頬の突き出た印象の顔立ちをつくりたい場合は、むしろこちらの項目値の方を、上記、頬骨の幅の値よりも若干大きめに設定するのもありでしょう。自然な流れを作りたいだけであれば、頬骨の幅と前後を同じ数値で揃えてしまうのもいいし、頬周りの輪郭線の微調整は非常に重要だと思われる所です。
頬の幅
そして、こちらの頬の幅の値。これは「頬骨」というより、ほっぺた全体のやわらかさ加減、出っ張り加減のようなものを規定しています。
この加減は、頬の前後の項目でも調整できますが、頬の前後の場合は、一部の部位がより突き出た印象になってしまい、若干不自然になってしまいます。ですので、顔下部の膨らみ加減、どこにボリュームをもたせるかのバランスは、この頬の幅の項目と、頬の上下の項目を組み合わせることで実現させた方が良いかと思われます。
頬の前後
基本的に0でも何の問題もありません。むしろ、不自然に立体的な造形になってしまい、ここを調整しての顔下部のバランス取りは輪郭線の縁取りを不必要に撹乱することになりかねません。素直に、頬の幅の値でほっぺたに関しては微調整すべきです。
ただ、敢えてこちらの項目の活用域を探そうとすると、顔全体がぷっくりとした柔らかい印象の造形を作りたい場合、この「立体感」をも補足した頬の前後、の項での幅設定もありえるでしょう。この辺りはキャラに備わらせたい諸特徴の差異の部分になってくると思います。
頬の上下
で、デフォルトの設定よりもさらに重要度が増しているのが、この頬の上下の項目ですね。
と言いますのも、顎の各項目値は、全体を削る方向にこのマニュアル内では調整しておりますので、そうすると、顔の下部自体に幅をもたせるためには、頬の上下の値をまず顔のバランスの中に設定し、そこに頬の幅を付け足す、という形を取らざるを得ないわけです。
ですんで、頬の上下の項目が、翻って頬の幅の数値を上書きする形になると思います。具体的には、頬を下に下げれば下げるほど、頬の幅の数値は減らしていかなければならなくなる。そうした中で、顔上部のバランスに対して、顔下部にどれだけの幅を持たせるかが決定されてくることでしょう。
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