RX Vega 64とGTX1080tiのSLIをPC Building Simulatorで比較したら、uDisplay.drv issueに遭遇

CRPG関連

ThreadRipperをNZXTの簡易水冷クーラーで冷やして、メモリを128GB分CPUの両サイドにつけて、RX Vega 64とGTX1080tiのSLIのベンチを比較するぞ、と息巻いてCorsairのケースとIN WINのケース用意したんですが、何故か両デスクトップとも、ベンチの途中で落ちました。

いや、PC Building Simulatorの話です、念の為。

このCrystal Series格好いいですよね、機能性・静音性などは知りませんが。

フリービルドモードでCorsairの電源カバーのロゴも格好いいやつ選んで、Threadripper用のGigabyteマザーもどれにするか迷いつつ選定して、

ついでにNZXTのKrakenもインストールしたんですが、

(さらに電源も念には念を入れて1500Wという大容量を選んだ)

まあ、ケースファンの取り付け個数が盲点でしたよね。いや、色々試した上での結論なんですが……。(この点については、uDisplay.drv BSOD issue として、Steam Communityの方でも様々に議論されておりました)。

これ、実際はゲーム内のバグと言えばバグなのかも知れませんが、予めケースファンを5~6個くらい付けないと、SLI にしたグラボがベンチを行うときの熱をケースの外に出しきれないようですね。それでPCが落ちたときに出るのが上記の画面みたいです。

ですから、一所懸命フロントパネル開けてネジ止めしたvega の方も1080tiの方も、
結局、簡易水冷は諦めました。

(というか、むしろバグとかじゃなくて実際やっぱりこれくらい排熱に気をつけないと駄目なんですかね。そのへんはリアルの世界でSLIとかやったことがない貧乏人なんで分からないです)。

で、とにかく120mmのケースファンを付けまくったのです。そしてまあ上述した通りリアルの俺の財布事情からはありえないんですが、EVGAのKingpinをSLIにしてみました。つーかメモリも含めてCorsairのファンも白ベースでとにかく格好いいですね。(ベタですいません)

そして、いよいよケースのサイドパネルも閉じ、ベンチを図ろうとしたんですが、
試しにシステム情報をスキャンするソフトウェアインストールして温度を調べてみた所、ThreadRipperがアイドル時で72度もあるんですよね、なんかおかしくないですか!?

スリッパの場合はファン制御用に27度くらい高めに設定されている指標があるってどこかで読んだ記憶があるのですが、それにしても高すぎますよね。いや、グリスの塗り忘れってわけでもないんです。これはやっぱりどうもオカシイ。

一方、グラボの側は普通に冷えてたんで、水冷ユニットがバグってんのか、とかいろいろ試行錯誤したんですが、結局下図のようななんかクラゲだらけのような布陣に落ち着いた次第です。

MSIマザーとMSI+IN WINコラボのケースで作ったThreadRipper、RX Vega 64のSLI PCも同様。

こっちはケースファンを光らせるとうるさくなりそうだったんでCryorigの透明ファンを採用してみました。

いや、上部に水冷ユニットを積んだほうが良いのはわかってるんですが、そうするとこのゲームではSLI分のグラボの排熱が出来ないのです。サイドパネル開けててもどうにもならないので、やっぱりそういう仕様なのでしょう。

晴れてベンチを回している図、とその結果。

GTX1080tiとAMD Vegaの3DMarkは上図のようになりました。

巷の実際のTime Spyのベンチマークテストなんか見る限り、ThreadRipperの数字が出すぎのような気もするんですが、GTX1080tiとVega 64のSLIに関しては妥当な数字、と云えるんでしょうか。何にしても実際のThreadRipperとGTX1080tiとRX Vega 64、一つでも所持していない私には一切分かりません。

ただ、ThreadRipperの数字が100%固定になっている辺り、ゲーム内では予めハードウェアごとに決められた値があって、CPU側とGPU側の組み合わせに応じて3DMarkのフレームを決定してゲーム内デスクトップの動画を再生する、という仕組みになっているのか。

はたまた本当にベンチマークをゲーム内のハードに応じて行っているのか、まあ厳密に解析すれば分かりそうなもんですが、何分素人なもんで(自作PCもほとんど初心者同然に近い)、ワカランだらけで誠に申し訳ございません、と言った感じです。

と、ここまでで表題のテーマはひとまず〆まして、以下はPC Building Simulator全般を含めた批評となります。

しかしながら、多少の誤差は含むにせよ、(現実のベンチにとってはその誤差や微差こそが重要なのかも知れませんが)ある程度の商品性能を自由に組み合わせて試せてしまうわけですから、これはやっぱりゲームとして面白い。

逆に言えばAMD はVegaをよく投入したなあ(笑)、と言った感じでしょうか。

第1世代とは言え、ThreadRipperやRyzenを扱えるのも太っ腹、としか言いようがないですし、本当にこれ、CPUやGPUが世代交代していくに連れ、いくらでもナンバリングタイトルを重ねられるんじゃないですかね。(Coffee LakeとかRyzen第二世代とかも、いずれは見てみたい)

また、その過程で、勿論Time Spy以外のベンチとかもユーザーとしては欲しい所ですし、他方で、仮にこの中で全て完結してしまうと、実際の自作PCレビュアーやライターの方は商売上がったりな所もある、かも知れません。

まあ、その辺はゲーム内への「搭載」時期をずらしたりで調整できるわけで、とにかく、(クレクレばかりで申し訳ないですが)直近で交渉次第で実現できそうな種々のパーツへの要望を、PC Building Simulator のスタッフの方々へファンとして書き連ねたくなるゲームであることは間違いがない。

(現時点ではやっぱり米国メーカーの参入具合のほうが目立つ、のでしょうか。AsrockやFractal Design、というのは皆さん仰っていることですが、一方でメモリ周りやストレージ周りの選択肢も極めて少ないですね。こんな所にまで全世界的なメモリ供給不足が波及しているのか……)

っていうのは半ば冗談ですが、後は既に参入しているメーカーも若干部品供給をケチり過ぎな部分はある。EVGAにしても、普通にFTW3とかSC2をKingpin以外にも使わせてもらいたいものである。

CorsairやMSIはこの点でもかなり太っ腹ですね。とにかく要望を言いだしたらキリがないので、そしてベンチマークの話からは大分それ過ぎてしまったのでこの辺にしときます。

以上まとめますと、自分のような自作初心者にも、本来ならありえないくらい高額な資金の必要になる組み合わせ、や、静音性重視、ミッドタワー限定とか、自分内ルールによって普段なら全く購入の選択肢に入ってこないようなケースやファン、メモリなどを、自由に組み合わせてベンチまで行えるPC Building Simulator、最高です。

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特にCorsairなんかは価格.com しか見ない自分にとってはちょうどいい価格の電源メーカー、位の印象だったんですが、(NZXTは水冷用CPUクーラーに特化したメーカーだと思っていた)(グラボの)EVGAも含め、他のパーツメーカと同様に総合的なそれこそあらゆるパーツを取り扱うようなメーカーだったんですね。と言った感じです。
色々と無知ですいません。
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一方で、ThreadRipperのアイドル時の温度周りについて指摘したように、本当の意味のSimulatorとしては、まだまだ改善の余地もあるんでしょう。特に温度周りとかは、コレかなり調整が難しそうですけどね。その辺もある意味で自作PCに忠実と言えば忠実、とも言える。

まあ何にしましても、私としては今後もこのゲームをふと思い付いたときに起動して、新たなアップデートで追加された各パーツの魅力に気付けたらな、と思っています。
一年後にはRTX2080とかも追加されてたらいいですね。(いずれはAMDの次の世代のGPUとかも……)

以上、全て願望でした。ではでは。

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