この顎先幅を含む、顎先の3項目は、顎先形状を決定する上で相互に調整すべきものとして理解する必要があります。
なぜかと言うと、顎先幅、顎先上下、顎先前後、という名称からは、一見して顎先の微妙な形状変化を数値化したものと捉えられがちですが、実際には、上記の3つの項目とも、顎の上下そのもの、長さ加減そのものを加算してしまうからです。
実際触ってみて頂ければお分かりの通り、幅を広げたいだけなのに、長さまで変わってしまうんですね(笑)。ただ、だからと言って顎先の幅、上下、前後がすべて同じ調整を指示しているわけではなく、それぞれの設定には微妙な相違があります。
この顎先の幅、項目の場合には、そうした全体の長さ設定を意識した上で、特に「幅」を強調したい場合に活用する必要があります。もう少しシンプルに言うと、長さの合算を60、と例えば規定した場合、幅40、上下10、前後10みたいな形で振り分けていく。
ここの微調整は、顎先上下が関わる他の項目の上下要素、顎先前後が関わる他の項目の前後要素との兼ね合い、の部分も大きいので、合わせてそちらの項目の記事も参照して下されば幸いです。
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