ここでは(かなり私的な)チークの使い分け方について解説します。
チークに関しては、種類に応じた色々な範囲が合って、既にそれらの自分なりの使い方を確立している方も多くいらっしゃるとは思いますが、個人的には、意外に実用度の高いものは少ない、と感じています。
っつうのも、結論を言うと、ゲーム上の仕様なのか、「顔の端部分を起点として」、頬側に広がってくるような塗りしか無いんですね。要は、顔の中心で、ぽてっ、と円を描くような範囲指定がない(AI少女時点)。
何言ってんだこいつ、と思われるかも知れないのですが、結構、清楚系のアイメイクは、このほっぺたの下にちょろっ、と挿されたようなチークって多いんですよね。ですんで、それが種類として選択できない以上、極力それに近い範囲指定で代替する他無い。
具体的な有用性としては、1,4,7辺りか。1は、かなりほっぺた全体に広がった範囲指定、4は、ちょっと大人っぽい頬周りだけの指定、そして7は、極めてオーソドックスな、頬下に赤みを挿すような範囲指定になります。
たぬき感を消すために、いずれに範囲指定を選択するにせよ、色味と透明度の微調整は必須と言えますが、それ以上に考慮すべきなのは、頬カテゴリーの解説で提示したような、頬骨と、頬下部上下の位置づけに対応したチーク種類の適切な選定です。
基本的には、やはりほっぺたを強調したぷく顔には1のそのやわらかさを強調するようなチークを選びたいですし、逆に、すっ、とした細面には4のようなクールなチークを挿れておきたい所でしょう。
あまりに当たり前過ぎてこれ以上言うこともないのですが、一方で、最後に裏技を一つ提示すると、(あんまりこの方法を採用する方もおられないと思いますが)、特にスタジオ撮影を重視する場合、こちらのキャラメイクのチークを全く使わず、スタジオで指定できる頬の紅潮具合の方でチーク感を表現するというやり方もある。この方法を使うと、初めに敢えて欠点として提示したチーク範囲の制約とはまた違った、顔全体のほてり具合みたいなものも表現できます。
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