ここでは結構盲点になりがちな、頬上部上下を上げすぎたときの、目の下部形状への影響を解説します。
他記事でも説明したとおり、頬上部上下とは、ほっぺたの内の上部部分ではなく、目周りの一番凹んだ部分の位置を規定します。
そうした場合、この頬上部上下を高めに設定し、かつ目上下の方を顔のかなり下部よりに配置しようとすると、必然的に、下まぶた部分の形状にも影響を及ぼしてしまいます。
この状況は、上に述べた、頬上部上下を目周りの凹んだ部分に位置付ける、という約束事を守ろうとする限り、本来なら起こりえません(初めから目の位置を意識して「頬上部上下」を規定するため)。
ただ、それ以上に、目上下の方を頬に近づけたい場合や、頬上部上下を高めの数値に設定して、目周りの肉の厚みを強調したい場合もありうるでしょう。
もしくは、ここの2つの値を敢えて近接させて、まぶたの下にちょっとくぼんだような効果を与えてしまう波及効果を利用して目の形状を作る、というウラ技を使おうとする方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れません。
しかしながら、それはかなり応用がすぎるので、一般的には、この「目上下」と「頬上部上下」は影響を与えない範囲にまで引き離しておくのが正しい、と言えます。
そしてそのための結論を端的に指定すると、頬上部上下の数値設定を、目上下より高くしてはいけません(目上下が25なら、頬上部上下も25以上にしない)。基本的にはこれで、目の下のくぼみのようなものが、目の形状そのものに影響を与えてしまうという事態は避けることができます。
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