尖った顎の作り方

シャープな顎のライン、は美人の条件の最大の要素のうちの一つと思われますが、これにもいくつかのキャラクリ再現時のヴァリエーションがあります。

通常の方法としては、顎上下、もしくは顎先幅、顎先前後、顎先上下の各項目のバランスを（それぞれがトレードオフになっていることは基礎編で述べたとおりです）相互に取り、その分を頬下部前から差し引き、いわゆる日本美人的なJ字型の輪郭を作っていくのが本来的なやり方ですが、これだと、場合によってはかなりしゃくれ感、受け口感が出てしまう可能性がある。

ですんで、もう一つ、そこらへんを踏まえて方法を提示すると、それは、顎先の各項目を付け足す代わりに顎横幅を削り、輪郭線そのもののシャープさを保った上で、頬下部上下、及び頬上部上下の位置付けを上方に持っていく（数値を抑えめに設定する）というやり方です。

これによって、シャープすぎる顎のラインの先端を、かなり抑えめに設定することができる。加えて、頬下部上下を上方に持っていった副産物として、頬下部幅を大きめに設定し、ぷっくりした頬を再現することも可能です。

つまり、少女らしいかわいらしさと、日本美人的なシャープさの双方を両立させることも可能になるので、このオルタナティブな手法は個人的にはかなりお勧めでです。