この記事は、顎カテゴリーの応用編として提示した2つの記事の補足的な内容となります。未読の方はそちらから先に読んで頂くと多少分かりやすいかと思われます。
顎の幅を広げるタイミング
この、顎の幅が、頬下部幅とのトレードオフになっていることは基礎編の方でも述べましたが、そして、そちらの方で既に、ほっぺたをぷっくりとさせたい場合は頬下部の幅を付け足し、逆に、頬をほ...
尖った顎の作り方
シャープな顎のライン、は美人の条件の最大の要素のうちの一つと思われますが、これにもいくつかのキャラクリ再現時のヴァリエーションがあります。
で、本題に入ると、顎カテゴリーの基礎編の方で、既にこの顎先幅、前後、上下の使い分けについては述べておりますが(前置きばかりで申し訳ない)、
そこからさらに、上記2つの応用的な手法、「顎横幅を伴った細面」、「シャープさを顎ではなく頬で代替する」を用いると、その上で、顎先の各項目を付け足そうとする場合、かなり顎先の出っ張りさ加減が強調された顔立ちになってしまいます。
つまり、逆に、こうした、特定の応用方法を用いたときに派生する影響、を弱めたい場合、トレードオフとなる各項目のうちの一つを「選択しなければならない」状況は顕れる、と言えます。
今回の例で言えば、2つの応用の後に生じた、シャープさを弱める、ために、顎先の項目指定は、「顎先幅」を。必ず選ぶ必要が出てくる、というわけです。
こうすることで、細面で、かつ顎横幅が広い顔特徴を伴いながら、もしくは顔全体のシャープなバランスを保ちながら、顎先の形状の特徴も追加で数値設定できます。
かなり冗長な指定なようではあるんですが、実際には、この「どれを選んでもいい場合」に「他の形状への波及を逆算して特定項目を選ぶ」配慮は、めちゃくちゃ重要だと思われます。とりあえずこれでいいか、という項目指定は、ほとんど意味がない、と言い切ってもいいでしょう。
ですんで、まあ結局は、基礎編の方で提示したような、各項目間のトレードオフな関係を十全に理解しておく必要がある、ことにもなってもきます。今回はその、かなり入り組んだ処置の補足、ということで。
コメント