ここでは、鼻全体角度X軸と鼻筋形状の表現領域を、どの範囲で交わらせれば良いかについて解説します。
基礎編で指摘したことをシンプルに言い直すと、鼻全体角度X軸とは「鼻先近くの傾斜のプラス分」のことであり、鼻筋形状とは、「鼻の付け根部分のマイナス分」のことです。
ですんで、鼻梁のどの位置で傾斜が交わっているかによって、2つの項目間の比率を決定する必要があります。
勿論、比率さえ保たれていれば2つの項目をどのように設定してもいいわけではなくて、同時に、2つの項目はそれぞれ、「鼻筋の付け根からの前後感」、「鼻先サイズの手前の鼻先の立体感」のようなものも量的に表現していますので、それらの「大きさ」をまずはざっくりと決めた上で、鼻筋ラインを横から見たときに「どの辺りで」相互の「凹み」と「出っ張り」が交わっているかを見定め、バランスを規定してやる必要がある、というわけです。
ここまででお分かりのように、当然ながらそれらの比率を決定するための「前後感」は、「鼻全体前後」、及び「鼻先サイズ」の各項目との数値設定の兼ね合いになります。では一体、真っ先に規定されるべき「鼻全体前後」と「鼻先サイズ」はどのように数値設定したらいいのか、という点については、また応用編の別項で述べます。

鼻先サイズの厳密な設定法
鼻先サイズが、鼻先高さと小鼻横幅を同時に補正しつつ、鼻先のサイズ感を演出することは基礎編でも述べたとおりですが、ここではさらに本質的な、基礎とも応用とも取れる鼻先サイズに関する指示...
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