口前後位置、と口上下位置

キャラクリ関連

かなり微妙ではありますが、口の前後、縦幅による上下位置の補正についてここでは解説します。

基本的には、この口上下の数値は、鼻全体上下とほぼ同じ値(そこから増減させるとしても0~5程度)が望ましいことは、既に別記事で述べたとおりです。

ただ、その数値設定上の平行性を保つために考慮しなければならない要素が2つほどあって、それが、今回挙げた「口前後位置」と「口縦幅」の項目です。

順番的には口縦幅の方がイメージしてもらい易いと思われますが、口縦幅を大きめに設定して上唇に厚みが出れば、その分だけ上唇の上部の先端と鼻先の先端の位置付けは近づいて見えるので、口上下を微調整して、多少下方よりに数値を再設定する必要があります。

一方で、口前後位置の方は、なんで関係があるのかはちょっと説明しにくい部分もありつつ、端的に述べると、(数値を多少大きめに設定すると)口を前に突き出したようになる分、顎前後との兼ね合いで奥側に引っ込んでいた部分が前方に強調され、相対的に見て、口縦幅を大きめに設定した場合と同様、鼻先との距離感が若干近づいたように見えるようになる、ということです。

以上、2つの項目の数値変更によって、口上下の数値の方に反映される影響というのは、まあ大きく見積もっても5~10程度なんで、微差と言えば微差に過ぎません。ただ、特に口上下と顎先上下、鼻全体上下の関係はその微差に過ぎない5~10が決定的な差異になりかねないので、改めて注記しておきました。

あとは、かなり蛇足ではありますが、同様に口形状上による(本当に微妙な)上唇の厚みの変更や、リップの種類の変更によっても、鼻先のサイズとの距離感は1とか2単位では変わる可能性もあるので、どっちにしても微調整に次ぐ微調整が必要になることに変わりはありませんが……。

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