ゲーム内システムと、世界観は完全にパラレルであるべきだと考えるので、「税」に関するMimesis of Frautal 内での規定は極端にシンプルなものに留めます。
中世的な世界観になぞらえると、それは十分の一税のようなものです。フロウタールの世界では、これを「行為税」と呼び、すべての行為に掛けられる課税要素、と考えます。
ただ、具体的にはこれは所得税そのものです。別記事でも述べている通り、フロウタールの世界では、全ての人間が派遣社員のようなものですので、基本的には老後とか、医療保険、その他諸々の社会保障のようなものは存在しません。その代わりに、収めるべき税の対象範囲も、非課税者が働いて得る賃金そのものの数%、という狭い範囲に留められています。
被雇用者は、そのまま本来得るべきはずの賃金から納税分を徴収され、それを徴収した雇い主の側も、自身の加盟する団体の監督者、責任者の側へその預けられた税収分と、自身の団体の収めるべき税収分を収益の報告とともに支払います。これらの納税のピラミッド型的な構造の特色が、フロウタールの社会構成、経済循環の一つの特徴であるとも言えます。
イス帝国ではその構造はディストリレートプラトーとして完全に中央に地域ごとに連接されておりますし、逆にスレッド諸邦においては、それらの納税と社会保障の一体した関係は、ある程度の地域ごとの独立性を保ってもいるようです。
ただ、いずれにしてもゲーム内要素としては、基本的にはプレイヤーの運営するギルドが属する上位のギルド加盟団体に自身の雇用するキャラクタの支払う分も含め、収支の中の一定額を一年ごとに収める形を取ります。決算時期は3月です。
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